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鈴木 勝男; 島崎 潤也; 篠原 慶邦
JAERI-M 91-079, 39 Pages, 1991/05
H最適化問題を解く際の最も重要な計算の一つは内関数行列を求めることである。これはH最適化理論やロバスト安定化理論の基本問題が、=inf{T-TV;VRH}を見出し、それを達成するVを求める問題に定式化されるが、それはある形式の補間条件を満たす内関数行列を見い出す問題と等価であることによる。本報告書は最適LQ閉ループ制御系の還送差行列を利用して、この内関数行列を陽に求めるU.Shakedの方法を詳細に検討した後、それに基づくH最適化問題の解法を計算手順の形にまとめたものである。さらに、簡単な数値例を示し、この計算手順に従い内関数を求めた。